銀『塩』鐵道の夜

銀『塩』鐵道の夜

タグ:本州

800211一身田XD50-135SS-sp
紀勢線亀山口に疎遠だった後悔の最たるものは、本州では既に珍しくなっていたC57、それも希少な四次型198号機を撮り逃がしたことだろうか。

とは言え、C57198ならぬ若番DF50の4号機が、荷物車を含む旧客に10系軽量客車を加えた雑多な出で立ちの編成を牽く姿は、今となっては記録しておいて良かったと思う。



【 紀勢本線 一身田 / Minolta XD 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】


800211下庄-一身田XD50-135ss-sp
紀勢本線亀山口は、本州では比較的遅くまで蒸機が残った線区。なのに結局一度も足を延ばすことがなかったのは、蒸機末期の加太越えの喧騒で亀山行きを躊躇したからだったと思う。

そんな疎遠を後悔する悪循環は無煙化後も続き、初めて訪れてDF504の牽くこの普通列車を撮ったのは、ブルドッグことキハ81の姿も既に無く、DF50が風前の灯火となったタイミングだった。



【 紀勢本線 下庄 - 一身田 / Minolta XD 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】


800206田村SRT-S50-135SS-sp
煙は消え、DD50やED70といった古豪もいなくなったが、相変わらず交直接続の機関車達が行き交い、国鉄マンの心意気が垣間見える職員の営みがある田村に、まだまだ活気が感じられた頃。



【 北陸本線 田村 / Minolta SR-T Super 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】



800210信楽XD50-135ss-sp
撮ろう撮ろうと思いつつ、C58の頃はついつい33‰ばかりに目が行って、結局撮ることはなかった、典型的な信楽の構図。

ようやく実行に移すことができたのは、国鉄色の気動車も貴重になりつつあった頃のことだった。



【 信楽線 勅旨-雲井 / Minolta XD 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】


80217鳥-彦XD50-135SS-sp
たった1両のワフをED31が牽く模型のような編成が、佐和山隧道への勾配に挑む。

東海道線や道路の旧隧道跡が物語るように、佐和山・弁天山・物生山と連なる山塊はなかなか
の難所。開業当時の勢いの表れか、近江鉄道はそこを急勾配の築堤と隧道で一直線に貫いているところが潔くて写欲をそそられたが、その分アプローチも厄介で撮り難かった



【 近江鉄道本線 鳥居本-彦根 / Minolta XD 50-135mm F3.5 Neopan SS / Feb.'80 】



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